VOL.5 G.O

 

今回のSPインタビューは  

VOL.5としてG.Oさんをゲストに迎えました。

 

 

<SPインタビュー リンク>

VOL.7 MC正社員(2014/11/18)

VOL.6 晋平太 (2012/11/21)

VOL.5 G.O (2012/6/17)

VOL.4 チプルソ (2011/12/13)

VOL.3 NAIKA MC (2012/01/28)

VOL.2 晋平太 (2011/12/13)

VOL.1 MC 正社員 (2011/12/08)

 


VOL.5のゲストはG.Oさんです!

 


東京を代表するCREW、ICE DYNASTY のメンバーであり、下町のHIPHOPを盛り上げ続けるG.Oさんをゲストに迎えることが出来ました。

 

MCとしてはもちろん、

上野CASTLE RECORDSの運営、

今年から規模を拡大したMCバトルイベント『THE 罵倒』の総合司会・運営に携わる彼の視点からMCバトルについてたっぷりと語って頂きました。

 

 

さっそくですが、インタビュースタートさせていただきます。

 

 

 

 

フリスタ.com×G.O SPインタビュー


取材日 2012/04/07

インタビュー:フリスタ.com

 

 

 

――簡単に自己紹介からお願いします。

29歳 水瓶座 O型です。上野センタービル三階でCDショップ キャッスルレコーズを運営しております。趣味は酒です()

 

――G.OさんはソロやICE DYNASTY以外にもバトルやイベントの主催、CDショップの運営など活動はすごく幅広いですよね。

「そうですね、なんかそういうのをやっているやつがいなくて始めてみましたけど。最初はそれこそ全部手探りでやってましたよ。自分がやり始めた頃ってのは環境自体がなかったんです。本当にフィリピンパブとかでやってましたね、やる場所なくて。フィリピンパブにターンテーブルとかスピーカー持ち込んで、みたいな()今でこそ“下町”って多少はカラーあるかなと思うんですけど、昔は全然なかったんです。」

 

――場所を作りたいという想いは活動にも表れているかと思いますが、意識されているんですね。

「そうですね。例えばバトルとかに関してもやっぱりヒップホップを広めていく手段として捉えていて。MCバトルやフリースタイルはDJのスクラッチみたいなもので、わかりやすいかなって。『あれ即興でやってるんだよ、やばくない?!』みたいな。相手を選ばずに驚かせられるものかもしれないって思ってて。」

ZONEはTHE罵倒 三連覇を成し遂げた 誰もが認める実力者
ZONEはTHE罵倒 三連覇を成し遂げた 誰もが認める実力者

――そういった想いからTHE罵倒MCバトル(以下 罵倒)が始まったわけですか。

「まぁ元々はネクラから「やってみないっすか?」ってMCバトルのイベント投げかけられて、それがきっかけでとにかくやってみたんです。だけどそのときはまだ募集のかけ方もわかんないし、エントリーもケータイサイトだけでしかやれなくって…。

でもその一回目にエントリーが40人近くも集まったんですよ。それでそれまでは同じ下町だったけど関わりが無かった、はなびとも仲良くなって…。一回目やってそういう広がりを得られたので、これはちょっと続けていった方がいいなぁっていう感じですかね。

あと後輩にZONE THE DARKNESS(以下ZONE)がいたのも大きかったですね。あいつがいたから、それを軸に罵倒は組んでいけた部分があって。あいつが外の大会とかで結果を出して、それに対して下町のやつらは「あいつだけじゃないぞ」って挑戦してくるし、外からもあいつを倒すために出てきたりっていう状況が作れていましたから。

ちなみに一回目の開催場所はフィリピンパブです()」

 

――では説明するなら、”罵倒”ってどんなMCバトル何でしょうか。

「言うなら“バチバチ”ですよ。客とかのガラも悪いし、ローカル色が強い感じでしたね。下町ナンバーワンを決めるっていうのがサブタイトルに常にあったんですけど、旧型の草バトルというか、ほぼノールールでやってました。

それは自分が2000年初期の頃とかMCバトル出てて、そのときルールとかほぼない感じだったので、そういう所から来ていたのはあると思いますね。」

 

 

下町勢を抑えて名前の挙がった踏剣。そのスキルにはかなり磨きがかかっている。
下町勢を抑えて名前の挙がった踏剣。そのスキルにはかなり磨きがかかっている。

――なるほど、ではそんな大会でG.Oさん的にはどんなMCが印象に残っていますか。

ZONEはもちろんだし…、ZONEというか下町勢。はなびとかMETEORくんもだいぶ前から出てもらってたしね。彼らはもちろんなんだけど、誰か挙げるとするなら、俺は踏剣ですかね。去年までは下町開催だったから下町のMCが超多かったんですよ。去年だと60人中40人は下町勢みたいな感じだったから、地元じゃない奴は相当なパンチが無いと勝てない大会だったわけです。ローカル色の強いというか…。

そんな大会の中、踏剣は決勝まで行きましたからね。バトルは勝ってなんぼの所がありますから。例えばMETEORくんみたいに一回のバトルで爪痕残すMCもいるけど、彼は物凄いエンターテイナーだし、特殊ですよね。

だから基本的には結果を残したMCが印象強いですね、そして踏剣は今年の東京予選も二位通過。でもやっぱり勝負強さを克服しないと勝てないと思う。もう強いし上手い。だけどある種のキャラ立ちは必要になってきてると思いますね。

あと下町の若手勢として掌幻を挙げておきます。あいつもやばい。」

 

――そんな罵倒ですが、今回形を変えた理由を教えてください。

「店やっていて気付いたんですけど、バトルから日本語ラップを聴くっていう人がすごく多いんですよ。でもちょっとヒップホップとMCバトルの繋がりが自分の思うところと離れつつあるのを感じていて…。

現状として日本語ラップとMCバトルは近い位置にあると思うんですけど、ヒップホップとはどうかなって思うんですよ。でも俺の中ではヒップホップ要素はやっぱり残したくて…。その想いが強くありますね。例えばビートボックスの大会でも、ストリートでビートボックスやってる人が勝たないと、そういうものは薄れていくものであり、廃れていくものだと思うんです。だからMCバトルに関してだって主催する側もそういうやつらがやらないと、どんどんヒップホップ要素のある奴らも出なくなって、細分化されてしまうなっていうのは客観的に見て思っていたんです。

それと関西の存在がでかいですかね。関西はそういうのもうまくやっているじゃないですか。それまではあんまりバトルのDVDとか、自分も出るし見なかったんだけど、一通りENTERとか見て、それでそういう広め方をしてるHIDAヤン、IFKとかはすごいアリだなって思ったんです。だから今回は下町という括りではなく関東を上げたいっていう想いもあって変えました。」

 

 

 

今回より”下町”から”関東”へと広がった罵倒
今回より”下町”から”関東”へと広がった罵倒

 

 

 

東京予選を制したのはMETEOR G.Oさんも納得の優勝
東京予選を制したのはMETEOR G.Oさんも納得の優勝

――そんな罵倒第一回目の予選、東京予選の優勝者はMETEORさんでした。

「そうそう。この間の大会でMETEORが勝ったのを見ても、やっぱりそこをわかってる人が客を掴むような大会だとは思うんですよね。

あとは自分がやっているのはバトルなんだけど、イベントとして成立させたいですね。今回は関東という括りに広がるんで、その地元の奴等のライブとか、DJだとか、その組み方もしっかりしたい。まあバトルがメインにはなるんですけどね。

そしてすべてデイタイムで開催します。今や時代は“デイ” ()

 

 

――時代は”デイ”(笑)次は埼玉で戦極と一緒に開催する埼玉予選ですね。

「はい、次の埼玉予選は戦極と624日浦和BASEでやります。千葉予選はLUZROOTS819日。その後に横浜予選をやって、128日に新宿LOFTでチャンピオンシップを開催します。しかも、その優勝者はUMB2012決勝大会へシード権を獲得出来るという特典付きです。」

 

――本当に目が離せませんね。そんな罵倒が今後目指すものって何でしょうか?

「いまヒップホップのマーケットが凄い狭くって…。MCバトルはそれを拡大するツールの1つだと考えていますね。だからもっとその二つの距離感を縮めていきたい。

俺はフリースタイルが出来てマイナスなことって1つも無いと思うんですよ。でもフリースタイルをやっている層とかで、フリースタイルしかやらないやつとかもいるのは事実だし。そこはもっと変えたい、ヒップホップと直結させたいです。ラップ上手くて、そして曲を書いて…っていう自然な流れが足りていなくて。MCバトルは対相手一人で、曲はそれこそ対万人になったりするけど、根っ子の部分は一緒のはずなんです。伝えるという部分だったり、負けたくない気持ちとかも一緒だと思うし。だからそういう動きに直結させられるような、大会にしていきたいです。そうなると若い子が中心になるのは当たり前だけど、そこで自分のコミュニティとかで、今まで音源出してるMC達も参加せざるをえないような、大会にしていきたいですね。」

 

 

――それこそ無視できないような大会を目指すわけですね。

「そう、それが一番だなって思います。しかもそれを言って分からせるんじゃなくて、動きや流れで分からせたい。

昔のB-BOY PARKはそういうテンションがあったと思うんですよね。勝ち負けってよりは、『ラップやってたら、出るでしょ』みたいな、あのテンション。

あと団体みたいなのも作りたいというか…。例えばMCバトルの大会で、戦極チーム、ENTERチーム、罵倒チーム、それにUMBも加わって。そういうプロレスじゃないけど大会毎の団体戦とかもやってみてもいいと思います。草バトルももっと増えればいいと思うし、それこそ高校の文化祭でバトルをやったりしてほしいですね。そういうのが増えれば、例えば強いフリースタイラーが文化祭にゲストで呼ばれたりだとかするわけじゃないですか。そこからの広がりはありますよね、絶対。正直クラブでクラブイベントだけやってても、なかなか広まらないのが現状なんで。そういうツールになる可能性も持っているんですよ。

だからバトルやってる奴には『もっとヒップホップ自体を盛り上げてくれ』っていうメッセージを送りつつ、逆にそのクラブだったり今まで音源作ってきた奴には、『フリースタイルはヒップホップにとっては欠かせない要素だぜ』っていうのを伝えたいんです。それをうまくやるのはなかなか難しいとも思いますが。

だけどそこの違和感が凄く今まで自分の中であったんです。そこを自分が繋げられるような形になれば一番いいですね。」

 

――ここまで聞くかぎり、G.OさんにとってMCバトルを考えるうえではヒップホップとの距離感を一番に意識してるんですね。

「そうですね。根底にはヒップホップっていうワードがありますかね。MCバトルだけに固執するんじゃなく、ヒップホップの中のMCバトルとして認識されるようなものとして盛り上げていきたいです。」

 

バトルとヒップホップがもっと直結するものになるために考え、行動するG.O
バトルとヒップホップがもっと直結するものになるために考え、行動するG.O

 

 

 

――そして罵倒ではご自身で司会されていますよね。司会をしているMCの方は一握りかなと思うんですが、司会で意識してることってありますか?

「まず単純に、司会好きかもなって思いますね。仕切るの好きなんですよ!多分()

だからあんまり違和感はないですし、ダース君とかはそうだと思うけどMCとしてある程度認識されてるから、どんな会場でも自分のスタンスを崩すことなくやれてると思います。僕の場合は司会のスイッチみたいなモノがあるんですよ。そのスイッチはヒップホップイベント以外で磨かれたモノで、プロレスの司会とか格闘技イベント、RADIOだったり。

あとは、上野のキャバクラでも良く司会してますよ() 勿論仕事です!!()」

 

――想像以上にいろんな司会をやっていたんですね(笑) そういえば3月の罵倒東京予選のG.Oさんを見てあのMC正社員さんが『役者だなぁ』ってしきりに褒めてましたよ。

「ははは()けど入り込むっていうのは凄いありますね。

神輿でもイベントでも、仕切り次第だと思うんですよ。もちろんギャグとかも言いますけど、大事なとこでピリつかせるような司会はすごい心掛けています。

そこは自分でもバトルに出て、MC達の気持ちもわかる中でやれてるのはかなり大きいです。」

 

 

 

 

――仕切り次第ってのはいろんなイベントでもそうですよね。あとお店の話も聞きたくて…、G.Oさんが運営するキャッスルレコーズは元々どういったコンセプトで立ち上げられたのでしょうか。

「コンセプトは「町興し」と、もちろん「ヒップホップ」。ヒップホップだけじゃなく、クラブミュージック全般置いてますけどね。

昔は上野もCISCOあって、UNIONあって、HMVあったんですけど、全部潰れたんです。

だからもしもCISCOがあったら店はやっていないかもしれないですね。

とにかく当初は下町をあげたいっていう一心で始めました。もともとはそういう感じだったんですけど、いざ始めたらどんどん視野も広がりましたね。下町が狭いんじゃなくて、ヒップホップシーンがこんなにちっちゃいんだっていうことに気付いて…。

それからは関東とか、シーン全体に返したいっていう想いが芽生えましたね。まあ、夢を与えていきたいです。」

 

上野のセンタービルに店をかまえる CASTLE RECORDS
上野のセンタービルに店をかまえる CASTLE RECORDS

 

 

 

――最近はどういったお客さんがMCバトルのDVDに興味を持っているんですか?

「本当にうちの場合はお客さんの幅も広くて、それこそ町のゴロツキみたいな奴から、サラリーマンの人も凄い多いです。今年で三年目なんですけど、バトルから入る人はホントにいっぱいいますね。常にみんなきっと何かに燃えたいんですよ。だから熱量のあるMCバトルは移入しやすいのかなと思うんですよ。そういうDVDとかを観た子がP-PONGCD買って行ったりしてますし、DOTAMAを観て驚いたりしてますよ()

それこそかわいい女の子も買っていきますね。」

 

 

最近売れているのはの問いに注目の若手グループ「孔雀」の名前が挙がった
最近売れているのはの問いに注目の若手グループ「孔雀」の名前が挙がった

――幅広いっていうのは嬉しいですね。ではバトルMCの音源では、いまはどれが売れていますか?

「孔雀ですかね。やっぱもう菊丸はすげーいいなっていう。

けどあいつには一回折れるくらいの経験をしてほしいね。一回折られてほしい。」

 

――折られてほしい…ですか。

「というのも、やっぱりあいつもラップに対してすごいストイックでやってるけど、人の心を掴む感覚っていうのはスキルとはまた違う所にあると思うんです。

だから海外に行くでも何でもいいんですけど、今いる世界から飛び出して何かそういう経験をしてほしいですね。一度、折れた人間からは重みが感じられるんですよ。やっぱり折れて、そこから這い上がるときには要らないプライドが無くなるだろうし。

今の若い子達は凄い謙虚だし、ストイックなんだけど、逆にもっと嫌われてもいいからとことん詰めてやってほしい。挫折って時には必要だと思うんですよね。」

 

 

――なるほど。

「フローとかスキルってハンドル捌きみたいなもんだから、練習したらいくらでもよくなるし、上手くなるんですよ。

でも軸っていうんですかね、深みの部分は練習すれば出るっていうものではないんで。

いろいろな経験が要るし。しかもそれがそのMCとしてのオリジナルに繋がると思うんです。」

 

―貴重なお話ですね。他には誰が売れていますか?

「あとはチプルソ。チプルソは純粋に凄いなって思う。

あのスタイルをやっているのは凄いなって思うし、フリースタイルもかっこいい。

言ってる内容も凄い共感できるなと。」

 

 

 

――少し話は変わりますがG.Oさんにとって今なおバトルに出てる意義って何でしょうか。

「現役の皆さんには悪いけど、ほんとにねえ…リハビリっす()

少し前は、例えば急にビートボックスされたらラップが出来るかって言ったらちょっとひるんでた時期もあって。そういうのも含めて初心に戻るためですかね。

とにかく出ることで本当に刺激受けられています。俺はソロ名義のアルバムとか三年間くらい出してないんですけど、バトルだけは出続けてて。特にUMBは俺にとっては神輿みたいな感じですね。確かに負けるのは嫌だし、獲りに行くっていうのもあるんですけど、やっぱ神輿っていう感覚かな。神輿があったら担がないとダメでしょっていう。出ることによってUMBとか大会が盛り上がってくれればいいかなって。

あとは若い子達の生き血を吸うっていう()

 

――(笑)

「本当に今の若い子はスタミナがすごい。本当に一生続けられそうだなっていうくらいですよね。絶対的ラップ量がすごい。

けど逆に今年来年あたり本気でタイトルを獲りに行きたいとも思ってますよ。今年は予選を回って、いろんな所で刺激もらってますからね。」

 

バトルに対しての意欲も聞くことが出来た。特に今年はたくさん刺激を受けているようだ。
バトルに対しての意欲も聞くことが出来た。特に今年はたくさん刺激を受けているようだ。

 

 

 

――期待してしまいますね。ここからは罵倒に限らずバトルシーン全体の話になるんですけど、G.Oさん的ベストバウトを教えてください。

「まずは般若対HIDAですかね。ベタかもしれないですけど文句のつけようがない二人の対戦だったじゃないですか。

あとは晋平太対R指定かな。あの時のR指定は本当に化け物だと思いましたね。

バトルだけで言ったらR指定が勝っていた様に観えたし、とんでもないのが出てきたなって本気で思いました。ただあれも見えない力というか、重みの差だったかなって思いますね。」

 

――続いてバトルシーンで驚かされた、印象に残ってるMCも教えてください。

「んー、何人か挙げようかな。R指定を初めて見た時は本当に意味がわからなかったです() なにこれ、みたいな()

うまいし、マジむかつくだろうなって。でも超うまいから、どうしようもないっていう。

でも俺は観ていないですけどDOTAMAに負けたのとか聞いて、彼も人の子なんだなって思いましたね。そういう浮き沈みも経験している晋平太はやっぱり落ち着いてたと思うし、彼もそういうものを得たらさらに強いというか、無敵だと思います()

後は、さっきも言ったけどチプルソはフリースタイルがかっこいいなって。

熱さで言ったら輪入道もヤバイし…。

あと俺は音源出しているやつのバトルとか好きですね。メシア、漢とかライブラ勢も好きだな。しかもそういう奴らはスイッチ入ったら物凄く強いですから。」

 

 

 

 

――なるほど。じゃあ今後のバトルシーンの可能性についても聞かせてください。

「可能性はかなりあると思います。それをもっと外に広げたいなって。とにかくいいものだし、みんな可能性あるしうまいから。

それにもっとすごいMCが出てくるんじゃないかなって思ってますね。

今でこそあんな巧いのに、それを見ているさらに若い奴らはさらにうまくなると思うし。ただその時に巧さだけじゃない部分も教えられるように今の若い子達にはなっていてほしいね。

あとは昔のバトルを見てて好きだった層をもう一度引っぱり出したいっていうのはあるかもしれないですね。それはシーン全体にも言えるかもしれない。今の現行のお客さんと先代たちがもってたお客さんを合わせるようなこともきっと必要で…。

それが街のパーティにも繋がりますし、関西はそういう循環をできてると思うんですよ。」

 

――何かG.Oさんから伝えたいメッセージもありましたら、お願いします。

「やはり、全部を大事にしてほしいなって思うんですよね。フリースタイルだけに固執して欲しくないんです。それがバトルも強くなる秘訣だとも思うんですよ。

これはサイファーやってるやつが多い建前、あんまり言いたくないことなんだけど、ラップだけやってれば上手くなるっていうわけじゃないと思っていて。やっぱり曲作ることによって絶対フリースタイルもうまくなるし、間の取り方とか、音のハメ方とか向上するはずなんです。だから一つに固執はして欲しくないんです。

あとはとにかく楽しんでほしいですね。

やっぱり夜には結構いろんな裏社会とか、シガラミがある中で、そういう人とも接点持たなきゃいけない事もあるわけじゃないですか。

でもフリースタイルの大会に出てくる奴らは、あの場で純粋にラップを楽しんでいる奴らばかりだと思うんですよね。あそこにはシガラミもない。そういうのって凄くいいですよね。そういう風に楽しんで、のめり込んでほしいです。

そしてみんな街の代表になってほしいですね。ヒップホップ自体がコミュニティなんで。

もっとそのコミュニティがでかくなっていけば、でかいこともできる。もちろん自分の街で何かイベントをやるっていうのでもいいし。

みんなでもっとこうシーンを創っていってほしいなっていうか、そういう意識も持ってほしいのはありますよね。」

 

――全員でシーンを大きくする努力は必要ですよね。

では最後になりますがG.Oさんの今後の活動予定を聞かせてください。

「えっと今年はアルバム出すんですけど、ただアルバム出しますって言ってもつまらないんで…今年は演歌でも歌おうかと思ってます()

 

 

――本当ですか?(笑)

「もう普通過ぎてもつまらないかなって。アルバムの中でやる予定で、フィーチャリングにするかは決めてないですけど、もうそれくらい自由でいいかなっていう。

ヒップホップの音にヒップホップのラップをしなくちゃいけないっていう固定観念があるわけじゃないですか。それよりは要は動きだったりとか、発言とかにもっと着目するべきだって思うんですよね。なんでもアリだし、人と同じことやってても面白くないんで。

あとはICE DYNASTY、これは来年になりそうですけど、アルバム出します。」

 

 

――罵倒もありますし、今年は盛りだくさんになりそうですね。

「罵倒はもう今走り出して、正直どんどん良くなっていくと思うし、ホント強者求むですね。埼玉、千葉、横浜、チャンピオンシップとどんどん盛り上げていきますよ。

あとはLIVE(GUEST)にも注目して欲しいです。そこはみんなが観たいであろう面子しか呼ばない予定なんで、特にGROUNDCHAMPIONSHIPは派手に行きますよ~

皆さん、予定を空けて是非遊びに来てください。」

 

 

――本当に盛りだくさんですね、期待しています。本日は忙しい中ありがとうございました。

 

 

 

 

―インタビュー後記ー


今回のインタビューでもいろんな方の助け、

そして何よりG.Oさんの全面協力で実現、掲載することができました。

特に今回はアップするまでにかなりの時間を要してしまったため、迷惑をかけてしまったかとも思います。この場を借りてですが、本当にありがとうございました。

 

バトル主催・司会、レコード運営…、いろんな視点でシーンを見ているG.Oさんならではのインタビューになったかと思います。実際にインタビューしていてもG.Oさんの熱い想いと暖かいユーモアに惹かれました。

 

そしてインタビュー中にも触れていたTHE罵倒MCバトル埼玉予選は来週6月24日です。

どうぞ間近でMCバトルを観てみてはいかがでしょうか。エントリーMCも物凄く豪華です。

詳細は→コチラ

 

今後もどんどん面白い企画を実現していきますので、

少しでも応援していただければ、幸いです。      

――フリスタ.com

 

(2012/06/17)

 

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-END-

 

 


YOUTUBE 動画紹介

 


 

 


CD・DVD紹介


2009年発売のG.Oソロ名義初アルバム
2009年発売のG.Oソロ名義初アルバム

1. ONE LIFE

2. プロローグ

3. カウントダウン

4. STILL HOOD feat. ESSENCIAL

5. 32バースRUNNING feat.VANY

6. skit お手数ですが

7. 借金王

8. PAIN

9. ICE CITY feat.ICE DYNASTY

10. 根っこ feat.MASARU(妄走族)

11. 城東ブルース

12. skit 漢はつらいよ

13. 珍道中 feat.RAW-T GEN ONE

14. WORLD IS YOURS

15. STAY GOLD

THE 罵倒 VOL.3 (MC BATTLE)
THE 罵倒 VOL.3 (MC BATTLE)

幕開けとなる第一回目大会優勝を勝ち取ったのは、MC種であった。その一年後ZONE THE DARKNESSが見事、第二回目大会の王者となった。

そして、その一年後に開かれた今大会は43名がエントリー、更に前回の王者がシード枠で参戦するというローカルバトルの枠を超えた大会となった。一体誰がこの非公式BATLLEの優勝を勝ち取るのか.........

 

この一本を見ればSTREETで何処が熱いのか?どのMCが熱いのか?知る事が出来るだろう.....

それでは前置きはこの位にして本編をご覧下さい。