一回戦(BEST32)②

ルールはもちろん同じです。

 

一回戦

●8小節2本

●先攻にビート選択権なし

●ビートはほぼ毎試合チェンジ

●判定は観客の声援のみ

 

 

 

第9試合 磯友 vs Tach-B

この戦いはUMB本戦は初出場も、フリースタイルで3on3、戦慄など優勝経験のある磯友に対して、今大会唯一のレゲエDeeJayのTach-Bという構図。

ちなみにTach-Bはサイプレス上野に続いてインパクトのある恰好をしていた。

 

バトルの内容は磯友が先攻から調子よさそうに韻で繋いでいく。

Tach-Bも本戦初出場のレゲエDeeJayとしてビートに乗せていたが、

2バース目の磯友の

「声が高いだけ、服装が”派手なだけ”。お前が長野で勝ったことには”ハテナだぜ”」

のライムが決まり、

 

磯友の勝利。二回戦進出。

 

――相手の土俵で戦うのにはとても勇気が必要ですよね。

しかしそれでもTach-Bはレゲエの風を吹き込んでくれた。そういったクロスオーバーは今後もどんどん起きていいと思います。

長野王者Tach-BにBIG UP!!

 

第10試合 裸武 vs 輪入道

試合前に裸武の握手を輪入道が拒否。

そしてバトルが始まり、「握手しないのはお前のスタイルか、お前と当たりたかったぜ」と裸武がしっかりと相手の目を見据えてラップ。

それに対して輪入道は「とりあえずここまで出てきた田舎者ラッパー、つまんない奴多すぎんだよ!!」「千葉の輪入道はこんなもんだ!」と相当熱かったです。

埼玉と千葉の看板を背負っている者同士、熱いバトルでしたが、

ここは輪入道が裸武の上をいくかっこよさ。

 

輪入道の勝利。二回戦進出。

 

――今回の埼玉予選は浦和で行われている戦慄MC BATTLEが初めてUMB埼玉予選を任されました。そこで優勝したのが、戦慄勢と言ってもいいでしょうか、戦慄でずっと出場してきたMC、裸武でした。今後の活躍に注目のMCです。期待しています。

埼玉王者裸武にBIG UP!!

 

第11試合 SEED vs コズモ

SEEDはタイトなラップを吐き出したがコズモの返しが一つ上をいったバトル。

巧さを発揮するもなかなか会場に火をつけることができなかったSEEDに対する

コズモのアンサー、ラップが決まり、会場を味方に付けた。

 

コズモの勝利。

 

――四国の絶対王者YSKを破っての出場となったSEED。YSKの4連覇を阻止したその実力を本戦の舞台でも是非発揮してほしいですね。今後の活躍に期待してます。

四国王者SEEDにBIG UP!!

 

第12試合 R指定 vs DOTAMA

一回戦注目度No.1の試合。

これで何度目か、というほどの一回戦での東京大阪対決。

優勝候補R指定に対するはMr.UMB、最強の曲者DOTAMA。

R指定の登場に会場も沸くが、DOTAMAのスーツ姿に会場はさらにざわついた。

 

先攻のR指定は「HIDADDYみたいに東京に2回も負けるわけねえ」との内容でライム。

前半はなかなか会場に火が付かなかった。

「マイク一本で”ゲットマネーの精神”でぶっ殺すこの”レッドカーペット芸人”」

のラインには会場も沸く。がしかし、相手の揚げ足取りを批判したラインをDOTAMAに拾われる。

 

「DISが売りの君が揚げ足取りをDISる?DISは揚げ足取りから始まるんだよ」

「HIDADDYのもとで修行し直してきな」

等エンジン全開のDOTAMAが会場を大いに沸かす。

 

R指定も

「お喋りじゃなくてラップしろ」から

「まずはこうやって”リズムキープしろ”、じゃないと痛いぜ”傷口に塩”」

等のさすがのライミングも飛び出す。

 

しかし次のDOTAMAのバースで

「そんなEXILEの2軍みたいな格好してたら、

NY行ってもプレミアに100万のビート貰えないよ!! 」

のパンチラインで会場の空気を掌握される。

判定は…

 

DOTAMAの勝利。二回戦進出。

 

――このバトルに関しては誤解してほしくないのであえてできるだけ詳細に書いてみました。一回戦での『陪審員無し』が議論されているのもこのバトルがあったからだと思います。それほどR指定の存在は大きかったとみています。そしてこのバトルに関してはMC黄猿(横浜・東京予選BEST4)が言うようにお客さんのR指定へのハードルが高くて「次何を言うんだ」と会場が静まっていたようにも思いました。彼は彼のスタイルでラップをしていましたし、まだ20歳です。今大会彼へのプレッシャーは相当あったと思います。相手もキレキレのDOTAMAでしたし。

負けた瞬間のR指定の姿には感じるものがありましたので、この経験を是非次に繋げてもらいたいです。

(リンクは貼りませんがmixiのR指定の日記も読んでみることを勧めます。[R-指定]で検索)

大阪王者R指定にBIG UP!!

 

 

第13試合 DANNY vs KONG

ひとつ前のR指定対DOTAMAの余韻も残る中で行われた試合。

先攻のDANNYがあまり踏んでこなかったのを見て、KONGは「お前は”韻不感症”ならば、してこい誰かの”陰部鑑賞”」等クールな押韻で攻め立てる。いつも通りのKONGらしいラップが決まる。

DANNYもそこから形勢逆転を図るも相手の巧い返しもあり、

 

KONGの勝利。二回戦進出。

 

――DANNYは沖縄予選の決勝で切刃を破った実力を出すことが出来なかったですが、

今後に期待したいと思います。次は本戦でDANNYの風を吹かせてほしいです。

沖縄王者DANNYにBIG UP!!

 

第14試合 NYNJA vs JANS

東北同士で延長にもつれた好試合。

JANSもNYNJAも好パフォーマンスだったが、

延長のビートをより乗りこなしたNYNJAに軍配。

 

NYNJAの勝利。二回戦進出。

 

――JANSのラップはタイトでかっこよかったですね。1本目は取ったかに思いました。想像以上の好バトルになっていました。次回以降の仙台代表、そして今後も期待しています。

仙台王者JANSにBIG UP!!

 

第15試合 紅桜 vs Nasty TEZ

先攻の紅桜が出だしのラップでビートに乗れず、最初のミスを拾われてしまう。

Nasty TEZ「初戦の相手”まずは格下”、言っとく”カムサハムニダ”」で始まり、自分のバースを韻で繋いで踏み倒す。華奢だが顔をしかめ声も荒げライムした姿が印象的。

daidaさんも言っていたように今年の影絵枠MCか。

紅桜はそこからひっくり返すことができずに敗退。

 

Nasty TEZの勝利。二回戦進出。

 

――紅桜は2010年まで予選でかまし合ってた、UMB2010準優勝FEIDA-WANに『地元の本物のMCの内の1人』と言わしめるほどの実力の持ち主だったがここで敗退。しかし今後も期待していいMCでしょう。

岡山王者紅桜にBIG UP!!

 

第16試合 NAIKA MC vs GOLBY

一回戦最終試合。

ここでも好カードが用意されました。

 

1バース目からNAIKA MCはラップ、風貌、オーラまでかなり渋かったです。

会場もかなりぶちあげられていたように感じます。

「お前どうせ韻だけで中身無いんだろう」とGOLBYのスタイルを批判する。

それに対してのGOLBYはまさに踏みまくりでした。

「墓穴を掘ったな、俺にも”ある中身”、こいつには”明日はない”、俺なら絶対”外さない”」

と勢いのあるライミングを披露。そのあともこのペースで踏めるのか、と感心するライミングでした。

しかしその後のNAIKA MCがそれをも上回るパンチラインを披露。

「わかったけど、そっち(観客)の方ばっかり見ちゃってるよね」と入り、

「お前お洒落だな、まるでリリーフランキー、『東京タワー』書いてろよ」

が的を得たというか、バッチリと決まる。さらにそこから「俺がスカイツリー!わかるかな!」への繋ぎで観衆の気持ちをがっちり引き寄せた。

 

それでもGOLBYも引き下がらず、

「うるさいこれは努力の”賜物”、お前としたくない”お飯事”、言っとくがバトルは”生もの”」

とぶれずに応戦。

歓声は割れたが、ここはNAIKA MCに軍配。

 

NAIKA MCの勝利。二回戦進出。

 

――東京予選でメシア、晋平太らを倒してある種のサプライズを起こしたGOLBYでしたが、この試合でも決してそれが偶然ではないことを証明してくれました。

小節ごとに確実に踏むスタイルにはかなり磨きがかかってるし、kapperさん曰く、非常に負けず嫌いなGOLBYがこの日は負けた後、とても清々しい表情をしていたらしいです。

何かを吸収して2012年もさらにパワーアップして帰ってきてくれるでしょう。

東京FINALIST GOLBYにBIG UP!!