二回戦

ここからニ回戦の模様をレポートします。

 

ルールは一回戦から変更なし。

 

 

あおりんご vs KEN THE 390

『もう一度番狂わせを起こす』といきごむあおりんごだったが、スキを見せないKEN THE 390はなかなか崩せない。ここはラップスキルの差で下剋上は起こせず。

KEN THE 390の勝利。

 

 

ニガリ vs ふぁんく

一回戦で大番狂わせに成功したニガリ、東京のACEの次の相手は大阪のふぁんく。

お互いにライム巧者だが、全く違うタイプのライマー。

この試合でもニガリは己のヴァイブス全開に声からしてライム。

対するふぁんくは梅田サイファーきっての精密なライム繋ぎ。技術点はふぁんくに分があったが、そこが判定の全てではないバトル。大阪のふぁんくをもニガリの勢いが飲み込んだ!

 
 

KBD vs TK da 黒ぶち

ここはKanye West - touch the sky のビートに乗せてTK da 黒ぶちがKBDを上回る。

完全即興のスタイルから生み出されるTKのフローが加速する。これは明らかに調子が良さそうだ。そしてビートともしっかりとかみあっていた。KBDは一回戦でしっかり押韻スタイルを提示できたのだが、ここでは失速。

 

TK da 黒ぶちがベスト8進出。

 

 

スナフキン vs GOLBY

先攻のスナフキンは"らしい"ライム運びでラップするも、会場はなかなかついてこない。

そこに噛みついたGOLBYが主導権を握る。『お客さん”あがってねぇ”、お前ライムのラの字も”わかってねぇ”!』GOLBYは調子よく、ライムの繋ぎもアンサーも的確だった。即興性も高く相手のアンサーに対してのライムがどんどん決まる。相手のバースから『俺が”中途半端?”違うぜライムの”銃を乱射”』とカウンターもお見舞いし、スナフキンに一度も主導権を与えずに勝利。

ベスト8へ。

 
 

SIMON JAP vs CIMA

これは戦前から個人的にも二回戦で実現したら面白そうなカードであった。

3カード事前に二回戦で実現したら面白そうなカードとして、「輪入道 vs KEN THE 390」「SIMON JAP vs CIMA」「HIYADAM vs R指定」を挙げたが、実現したのはこのカードだけだった。やはりバトルはやってみないと本当にわからない。

 

そんなバトルの第一声、SIMON JAPが『お客さんもこのバトル見たかったらしーな?!』からあがる会場。対するCIMAは『東京にビビったってしゃあない』とガチガチにライムしながら、先輩SIMON JAPに牙を剥く。この荒々しさが上をいったか。

最後までジリジリとSIMON JAPを押していき、CIMAが勝利。

 

 

KZ vs NIHA-C

なかなかパンチの当たらないバトルとなったが、トータルの芯のぶれなさ でNIHA-Cが勝利を奪う。『お前が”PIKO”なら 俺はルイス”ヴィトン”』という着地は八文字氏も言うように「お洒落」だった。

 

 

R指定 vs poodle

1バース目R指定はそこまで本調子ではなかったか。

逆にキレのあるフローでpoodleが自分のペースでラップ。

ここからしっかりR指定も少しづつエンジンかけてライム。『プードルじゃなくてお前”ビーグル犬”、お前いつ”韻踏むねん”』 さらに説教臭いと言われたアンサーに『だって俺”ドッグブリーダー”、お前にする”チョークスリーパー” ~”往復ビンタ”』というラインで差を明確につけ、勝利。エンジンがかかってきてからは一気にボキャブラリーも押韻も冴えを見せた。プードルも負けはしたが、内容やラップで引けはとらなかった。

 
 

サイプレス上野 vs TAKUMA THE GREAT

これは横浜対決、お互いのリスペクトがうかがい知れるバトル。最後のバースでTAKUMA THE GREATのフローが聞き取りにくいというディスをサイプレス上野がSOUL'd OUTのウエカピポに乗せた所が勝負の分け目。サイプレス上野のエンターテイナー性が光った。

TAKUMA THE GREATもめちゃくちゃラップが上手かった。”デッドヒート”と”8ビート”で踏んだところも音の響きがよくて、会場が沸いた場面があった。シンプルな韻でも沸かしてかっこよく見せるのは一流の証明である。